いらんこと記

いらんことをする人です。

実は結婚しました。

 

知っている人は知っている。知らない人は全然知らない。わたし、結婚しました。
「いや、昨年の話やろが!何をいまさら?」というかた、ごめんなさい。
そして新姓の住所氏名でしらっと郵便物のやり取りをしていたかた、本当にごめんなさい。田舎だからか、なんの問題もなくも届いておりました。「結婚しました」ハガキを受け取られたかたも、本当にすいません……。

実は、派手な披露宴をしてから1年超、未入籍でした。で、最近やっと入籍したわけです。

 

入籍した理由は、いろいろダメー!ってなったからです(わたしはこのままでいいのだけどね……)。

意外だったのは、必要があり入籍報告をした方々から、一様に「おめでとうございます!」と返されたこと。おめでたいのかな? わたし的には、籍などどうでもいいのだけどなー。

閉口したのは、事実婚事実婚!と言ってきた人と、他の用件に合わせて「入籍したの?」と聞いてくる人たち。むしろ入籍したかどうか聞きたくて連絡してくるのかな?と思うくらい。聞いてくる人々は、ご本人が未婚既婚に関わらず、なぜかみな女性でした。男性陣はまったく興味ない様子で有難かったです。

 

ちなみに入籍のメリットについて彼に訊ねたところ、生命保険やら財産やらの話をされましたが、死後のお金のことなんぞどうでもいいし。……って、ハッ!彼は違うのかしら……藁。

 

一方、未入籍だった理由について。いくつかあれど、いろいろな事情が重なって籍を入れない間に、「もうこのままでいいんじゃない?」と思ったことが大きいです。騙すつもりではなく、単に紙の上の話でしかないと思ったから。

そして、婚姻のような氏名変更の手続きは、姓を変える側(ほぼ女性)がひたすら大変でめんどくさいから。とくに、フリーランサーでクライアントが多岐にわたると、超めんどくさいです。例えばわたしは、ある国の銀行口座を持っているのですが、その国では口座の氏名変更手続きを、わざわざ出向いて行わなければならんのです。未だ理解しきれていないのですが、たぶんそうです。

 

引き伸ばし続けた婚姻届の提出は、あんまり縁起がよろしくない日の、夜間の時間外に出しに行きました。わたしは車の中で待っていて、彼がひとりで時間外窓口へ。
なぜ一緒に行かなかったのか? 雨が降っていて寒かったから。
なぜその日にしたのか? わたしに、新しい仕事(新しいクライアント)が3件来たから。今後、姓が変わる可能性があるなら、早めに統一しておかないと二度手間をかけるなーと思ったので。

 

とまあ、自分のことばっかり言っているようですが。まあ、言っていますけど。彼には不都合ナシと思われます。だって、なにもしなくていいんだからーー!!!

 

夫婦別姓案、どうなったんでしょう?!?

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後日談。婚姻届提出日のことを友人に言ったら、ふつうは縁起の良い日の明るいうちに、2人揃って出しに行くものだよと呆れられた。確かに……「結婚しましたブログ」とかでも、役所の前で婚姻届を持った男女が満面の笑みで写っているもんなー。思えば大学の卒業式も、大雨が降っていたので行かなかった。あとで友人らに「行ったよ!!」と言われて、びっくりしたものです。わたしはなぜ節目節目でドライなのだろう。悩みます。